SD/SDM/幼SDサイズ[ドロワーズ]作り方

◆SD/SDM/幼SD ドロワーズ◆ 1、材料・パターン 2、作り方

[もくじ]

1、下準備と裁断について
2、パンツと裾見返しを縫い合わせる
3、裾を縫う・レースを付ける
4、裾にゴムを通す
5、CBを縫う
6、CFを縫う
7、股下を縫う
8、ウエストのゴム通し部分を縫う
9、ウエストにゴムを通す
10、 仕上げ(装飾・水通しについてなど)

1、水通し、染め、地直しができたら、裁断、ノッチ入れ、しるし付けをします。
裾見返しの上端のみ、ロックミシンをかけておきます。

 

2、裾見返しとパンツ生地を中表に重ねて、裾をぬい返します。
裾は、前側と後ろ側で少し形状が違うので、見返しとパンツの前側の目印が揃っているかチェックします。

↓裾にミシンをかけたら、ぬいしろの幅を半分くらいに細くカットしてから、表面に返してアイロンで整えます。

 

3、ゴムを通す部分のステッチ2本と、裾のコバステッチを縫います。ステッチ幅は各サイズで少し違うので、パターンを見て確認してください。

↓裾のコバステッチの上からレースをたたきつけます。今回は安定したトーションレースを使ったので、コバステッチを入れずにいきなりレースをたたき付けてみました。
レースが落ちないように、レースの半分(3〜4mmくらい)を生地に重ねています。
先にコバステッチだけを入れて、後から様子を見てレースを付けても大丈夫です。
リバーレースなど繊細なレースを使う場合は、手縫いで付ける方がきれいに仕上がる場合もあります。

↓裾を縫った状態です。

 

4、裾にゴムを通します。
小さな安全ピンに裾用の長さにカットしたゴムを刺し、端から通していきます。

ゴムの端まで入ったら、ゴム端を少し見える状態で、ぬいしろ上に針目を細かくした返し縫いでとめておきます。

再びゴムを通し、反対側から安全ピンを取り出し、ゴムから外したら、ピンが付いていた側のゴム端も同じようにぬいしろ上で返し縫いをして、抜けないようにとめておきます。

↓両端をミシンで縫い、抜けない状態になりました。
手縫いの場合も同様に、ゴムが抜けないよう念入りに細かく返し縫いをしてとめておいてください。
このあとは、パンツ2枚を中表にかさねて、CBを縫います。

 

5、CB(後ろ中心)を縫います。
ウエスト側から縫いますが、ゴムを通す口になる部分の縫い目を飛ばし、あけておきます。

↓ゴム通し口の状態です。3mm程度の返し縫いからスタートして、ゴム通し口の部分に来たら、針と押さえ金を持ち上げて、ステッチを飛ばします。
その後、再び針と押さえ金を下ろし、返し縫いをしてから続けてCB(後ろ中心)を縫います。
( 手縫いの場合も同様に、ゴム通し口だけ縫い目をとばしておきます。)

>youtube動画リンク> ドール用ドロワーズ・ウエストゴム通し口の作り方

↓ゴム通し口の部分だけ、ぬいしろを割り、ステッチをいれておきます。

↓CBのぬいしろを片側に倒したいので、ゴム口の片側のぬいしろだけに切込みを入れます。

↓ぬいしろを片側に倒した状態。この後、方倒し状態のぬいしろに、ロックミシンをかけます。

ゴム口の部分はよけて、CBにロックミシンをかけます。カーブになっているので、やさしく整えながら生地を送ります。

↓ウエスト部分にもロックをかけておきます。

↓ウエストのぬいしろは仕上り位置で折り目をつけておきます。

 

6、CF(前中心)を中表に縫い合わせ、ロックミシンをかけます。
↓ぬいしろにウエストの部分には切り込みを入れ、互い違いになるように折り込みます。

 

7、股下を揃えて裾〜股下〜裾まで縫い合わせ、ぬいしろにはロックをかけます。

↓ロックミシンの糸端はぎりぎりで切らずに、2cmくらい残してカットします。

 

8、ウエストのゴムを通す部分を縫います。
パンツ全体をいったん表に返して、中からステッチを入れると、やりやすいです。
ステッチの幅は、パターンを見て確認してください。

↓ウエストの部分に2本ステッチが入った状態です。
いったん裏側に戻し、股下のぬいしろを後ろ側に倒して、アイロンをかけておくと仕上りが綺麗です。

 

9、ウエストにゴムを通します。
裾と同じように、まず必要な長さにゴムをカット。小さな安全ピンにゴムを刺し、 CB内側の口からゴムを通します。

↓ゴムが通ったら、ゴムの端同士を1cmほど重ねて手縫いでとめて、ゴム通し口の中にしまいます。

 

10、仕上げ
裾から見える股下のぬいしろは、ロックの糸端をぬいしろの裏に隠し、まつりぬいで止めておくと、すっきり仕上がって綺麗です。

前の目印になるように小さな飾りリボンを付けました。お好みで装飾を加えて完成です。
※完成品を水通しする場合は、必ず装飾の前に行ってください。
また、あらかじめ水通しをしていないレースを使用した場合は、完成後の水通し、丸洗いは厳禁です。レースが縮んで形が崩れてしまうので、ご注意ください。

>Youtube動画リンク> ドロワーズパンツ・飾りリボンの付け方

 

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