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peta-petaのドール服の作り方の解説によく使う洋裁用語の意味をまとめました。
(用語と言っても正式なものではなく、peta-peta独自の使い方もあるかもしれませんのでご了承ください。)

【合印(あいじるし)】
長さをそろえて正確に縫い合わせるためのしるし。
合印を合わせて縫うことは、お洋服のパーツを組み立てる基本になります。
単純な直線箇所は合印どうしを合わせ、目打ちで押さえながら縫えば、ピン(まち針)でとめる手間が省けます。
また、ピンを紛失する危険も防げるので、できるだけまち針を使わずに縫い合わせることをおすすめします。

【押さえステッチ】【たたく・たたきつける】
布の折り目が浮き上がるのを押さえるためのステッチを押さえステッチと呼んでいます。
折り目が開かないようにするためや、ぬいしろを片側に倒した後、ぴしっとさせるために表側から入れたりします。
また、フリルやレースをミシンで上から縫いつけることを「たたく」「たたきつける」と言うことがあります。

【返し縫い】
ミシンでの本縫いの縫いはじめと縫い終わりは、基本的に必ず、3針くらい返し縫いを行います。
これについてはミシン縫いの基本なので、作り方解説では指示を省略しています。
返し縫いすることで、ステッチがほどけにくくなります。
(ギャザーよせミシンや、2枚重ねの生地がずれないようにするための粗目のステッチなど、返し縫いが不要な時もあります。)
ハンドステッチでの「本返し縫い」「半返し縫い」とは別の意図となります。

【きりじつけ】
ノッチ(ぬいしろへの切込み)で印をつけにくい箇所に、しつけ糸など目立つ色の糸でしるしを入れること。
縫い合わせが終わったら、きれいに抜きます。
本来は仕上がり線などに細かく入れるものですが、タックの縫い止まりやギャザーの合印に、目立つ色の糸をなみぬいで1〜2針刺しておくだけの形で、簡易的に入れています。
きりじつけの糸の上にミシンステッチが重なると、後できりじつけの糸が抜きにくく、残ってしまうことがあるため、ミシンステッチに重ならない位置に入れると良いです。

【コバステッチ・W(ダブル)ステッチ】
端から1〜1.5mmくらいに入れるステッチをコバステッチ、
コバ+0.7cmステッチなど、端から2本平行に入れるステッチをダブルステッチと呼んでいます。

【ゴム上がり寸法・ギャザー上がり寸法】
ゴムを通して縮まった状態の長さを「ゴム上がり寸法」と呼んでいます。
ギャザーも同様で、ギャザー上がり寸法とはギャザー部分を縮めた状態の長さをいいます。

【しつけ】
ミシンで縫い合わせる前の仮ぬい。
ギャザーの入ったパーツとのぬい合わせや、パネルラインなど、カーブや生地の厚みのある箇所は、しつけを行うと格段に縫いやすくなり、失敗も防げます。
使う糸は、しつけ専用の糸でなくても大丈夫です。後で抜きやすいように、なみぬいで。
本ぬいと同じ糸で目立たなければ、無理に抜かなくてもOKです。

【なみぬい】       【まつりぬい】

利き手側から縫い始めます。
右利きの人は手ぬい用の糸を、左利きの人はミシン糸を使うと、糸がからまりにくくスムーズに縫えるようです。

【中表(なかおもて)にして縫い合わせ】
生地の表面同士がくっつくように表面を中(内側)にして重ねて生地の裏面を外側にして見ながら縫い合わせることです。
縫い目のぬいしろ端は裏面側に出て、表からは継ぎ目のラインだけがきれいに見える状態になります。

【ぬいしろの切込み】
縫い合わせ箇所に急なカーブが付いている場合、内径と外径の差が生じているため、そのまま表に反そうとすると、ぬいしろが引っ張られたり、表に変なシワが入ったりします。
そこで、ぬいしろに切込みを入れてあげることで、ぬいしろがカーブに沿えるようになり、きれいに表に返すことが出来ます。
切込みの間隔はカーブの大きさによりますが、曲線を短い直線数本に分けるような感覚で入れると良いです。
このとき絶対に縫い目は切らないように、ハサミの先を使って、縫い目ぎりぎりまで入れます。

【ぬいしろ幅を半分にカット】
縫いあわせた後で表にひっくり返す箇所は、縫い合わせ後、ぬいしろ幅をカットして厚みを減らすことで、すっきり仕上げることができます。
衿(えり)や・袖(そで)のカフスなどの縫い返し部分によく使います。
ただ、細くするほど強度は弱くなるので、強く力がかかる部分はあまり切り落とさない方が良い場合もあります。
一度切ったらやり直しができないので、必ず縫い間違いがない事を確認してから切ります。

【ぬいしろを片側に倒す】
ぬいしろを割らずに2枚とも同じ方向に倒すことです。厚みが出ますが、割るよりも丈夫に仕上がります。
また布端をロック始末にする場合に、縫い合わせ後に2枚まとめてかけられる利点があります。
表地と裏地が重なる場合、同じ個所の倒し方向を互い違いにすることで、厚みを分散させて平らに仕上げることができます。

【ぬいしろを割る】
2枚縫い合わさったぬいしろを、端から両側に開いてアイロンで割る事です。ぬいしろの厚みが分散され、平らに仕上ります。
ぬいしろ端をロック始末にする場合は、縫い合わせる前に1枚ずつロックミシンをかけておく必要があります。


【ロックミシン・ロック始末】
布の端は切りっぱなしだとほつれてきてしまうので、ロックミシンで端かがりを行います。
これをロック始末と呼んでいます。
ジグザグミシンでも代用できますが、糸をたくさん使ってしまうので、端かがり専用に3本糸のロックミシンが1台あると便利です。


◆パターン(型紙)上の記号の名称

 




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